August 29, 2005

昔から変わらない、心の中のチャンピオン

タイに住んでいると、当たり前の事だけど、主食がタイ料理になります。
でも、コレまで2年近く住んできて、どんなタイ料理を食べてきたかというと、案外とその種類の少なさに驚きです。
一回食べて、美味いと思ったメニューは、そのまま立て続けに、何回も繰り返し食べてしまうからです。
ここ2年の好きだったメニューを振り返ると、
カイチオ・ムーサップ(豚肉入り卵焼き)→チンチョム(東北料理の鍋)→トムヤムクン(皆様もご存知)→プラージョンペッサー(なまずの煮物)→プラーガポンヌンマナオ(7月9日の日記参照) と、まあ、そんなところでしょうか。
一回食べて「美味い!!」と思ったら、違う店の味も気になり、同じものを何回も食べてしまう。
一昨日も昨日も今日も、プラーガポンヌンマナオを立て続けに食べてしまいました
俺って変態かな…


日本で一番美味いと思って、20年近く毎日食べてたもの。立ち食いの天ぷらうどんです。
日本には、ラーメンマニアという人たちがいて、毎日のように色々な店でラーメンを食べているようだけど、同じようにS田は“立ち食いうどんマ二ア”です。やっぱり、うどんは立ち食いでなれば駄目なんです。店一軒々によって、うどんの軟さ、汁の癖、天ぷらの油の質等、全部違ってきます。
 それと、よく立ち食いうどん屋に来て「そば」を食べてる人を見かけますが、あんなのはS田に言わせると絶対にダサイ行為です。
あと天ぷらも重要。うどんが美味くても、掻揚げ天ぷらが入ってないと、食べる意味もないのです。
コレについて語らせると、S田はチョッとうるさいです。
 なぜ立ち食いの天ぷらうどんでなければ駄目なのかは、次の機会に、じっくり語りたいと思います。
写真は、この前、日本に帰った時に、成田で真っ先に食べた天ぷらうどん。もちろん立ち食いです。

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August 26, 2005

釣った魚…

ってなわけで、ビール飲みながら夜の7時過ぎまで魚釣り。
こんなに長い時間、釣ってたのは小学生の時以来か。
周りの景色は日本のソレとは違ったけど、釣ってる時間は昔と全く同じ。
しばらく、この“釣り”にハマりそうです。
(簡単ではありますがオシマイ)


どういう訳か肉食魚と草食魚と一緒に釣れました。日本ではあまりこういう事はないですよね。
なんという魚か分からないけど、全て40㎝以上のクラスです。
僕はこのあと、友人との待ち合わせで、この場を出ましたが、それから、この魚を摘みにビール大会が始まったようです。

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August 24, 2005

さて…

これから、チャイナート県にウィラポンの試合見に行ってきます。
凄く田舎での大会開催とあって、どんな所か楽しみです。
釣りのつづきは、帰ったら、また書きます。

S田

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8月21日のこと

工事終了後、釣りに誘われ昼過ぎに新賃貸を出発。
リール付きの投げ竿を1人2本ずつ持っていたので、防波堤に海釣りに?と思ったら、乗った車は海とは反対方向に。
着いた先はパタナカン通りの外れにある大きな沼だった。沼の周り一帯は大きな椰子の木が無数に茂っていて、いかにも東南アジア。
ここに300人以上の釣り吉がいたか?ここはバンコク近郊では有名な釣りのポイントらしい。

皆、リール付きの投げ釣り専用の竿で、思い切り餌を遠くに投げ飛ばす。
でも面白い事に?ここにいる釣り人全員が、後ろに人がいないことを確認せずに、いきなり投げの動作に入る。
僕なんかは、はじめの1時間だけで、釣り針が顔の5センチ以内を「サーッ」と通り過ぎたことが10回以上はあったけど、タイの釣り人達は、そんな事どうにも気にならない様だ。
日本だったら「危ねーだろ!!マナーを考えろよ!!」っていう事になっちゃうけど、それでいて誰も怒ったりしないのだから、はぁ、ここはタイだなぁ…と、妙に納得してしまった。
でも、僕も釣ってる間に、暑さで顔の前の針のことなんか、どうでもよくなってしまった。
気にしなければドッてことないか。
今日で休日も終わり。細かいこと気にせずに、タイの時間を楽しもう。

またまた つづく


この沼の釣り人全員が、周りの人のことを考えずに思い切り竿を振り回します。一体この沼は、なんなのよ?

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August 23, 2005

左官屋さんの正体は…

タイに帰国して、やりたかった事を一つずつ片付けていった。
先月の日記に書いていた暗室(写真の現像作業の部屋)の製作もぼちぼち完成。
元々この部屋は、水道が引いてなかったので、写真の作業に必要な水の確保のため、新たにこの部屋に水道管をのばすという事だった。
だけど部屋は家屋の3階ということもあり、小さなポンプを取り付けないと、3階まで水が上がってこないとの事。
しょうがないので、小さな家庭用ポンプを近くのスパーで購入。これを水道管の根元に取り付けて、無事に工事を終了した。
なんでもタイでは、日本の土建会社が使ってるような本格的なポンプが、多数、家庭用としてスーパーマーケットで売られており、コレには驚いてしまった。さすが雨と洪水の国だ。

工事を担当してくれた左官屋のオジサン(名前は忘れた)は、とても仕事が速く、普通の職人なら3日かかる様な仕事も半日で片付けてくれた。
オジサンとの話の流れが首にかけてあるプラ(神様)の話になりました。
タイでは、この神様を首から掛け、いつも携帯する事で、その神様が自身を色々な危険から守ってくれるとされています。
オジサンは、今も(写真も)つけている「プラッ・ソムデット」という神様との思い出を色々と話してくれた。
「あの時は、俺以外の2人は死んだけど俺だけ生き残ってて…」
「屋台で飯を食ってたら、いきなり銃で撃ってくるやつがいて、でもこの神様を付けていたから弾丸が腹をかすっただけで済んだんだよ」
と、横走りの長い傷を見せてくれた。
このオジサン、、、なんでそんなに銃で撃たれたり、いったい何者?と思い、早口のタイ語を最後まで聞き終えるや、、なんと最近まで刑事さんとして麻薬売買の捜査に関わってきたのだとか。
タイの刑事さんは、しょっちゅう銃で撃たれるみたいで、気の毒に思いました。
 賄賂や汚職が当たり前のこんな場所で、何度も銃でも撃たれながら、そんな仕事を続けられたなんて、、
でも本人はそんな事、何も気にしていないようで、、このオジサン、頭の中が相等図太いようです。
僕も図太く生きたいので、その「プラッソムデット」探してみようかな…

この後、この左官屋さんを含むご近所さんと、タイならではの魚釣りに出かけました!!
つづく。

※左官屋のオジサンと(やっぱ眼が鋭い…)。
やっと完成した写真作業部屋。S田が「ステンレスの流しは現像薬で錆びるから駄目!!」と指摘したところ、なんと、こんなに立派なコンクリの流しを部屋の中に作ってくれました(汗)

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August 20, 2005

・・・   

日本滞在時に、「僕は人に何をされたら一番、嫌?」について考える機会があった。
そうしたら、大きく2つの事が出てきた。いきなりだけど書いてみる

1、自身が撮った写真の無断使用

これは自分の撮った写真が無断で雑誌などに載ってる事がタマにある。
日本国内の仕事などで撮る時は、版権は雑誌社側にあるので、撮った側の僕がどうこう言うことではない。
何度でも無断で使ってもらえればいいし、むしろ自分が撮った写真が雑誌などで必要とされている事は喜ぶべきだろう。
しかし、タイで撮った自分の作品は、全て自分のモノと考えている。
コレがもし、自分の知らない所で使われていたら、あまり気分のいいものではない。
なかでも、ただ告げる事を忘れて使っていたなら、場合によっては仕方が無い。
僕も頭の良い人間ではないので、大切な事を忘れてしまったり、その事で人に失礼な事になってしまった事は多数ある。
でも、それを分かっていながら、めんどくさがって謝りもしなかったり、中には計画的に無断使用する人間も過去にいたので、そういうのは勘弁してほしい。
もちろん計画的に黙って使うのだから写真代なんか払う気も無いのだ。
これは頭にきた。


2、撮影者のクレジットの入れ忘れ

雑誌社などの仕事の場合は、「撮影/○○○」と名前を入れてくれようが、くれまいが、仕事で撮ったのだから、むしろ使う側の都合でいいと思っている。
でも、もしその雑誌などに、撮影者の名前を入れてくれるとしたら、それは撮った側としてとても嬉しい事だ。
最近の自分の仕事は、どの雑誌でも撮影者の名前を入れてくれるので、一係員としてではなく、一カメラマンとして、プライドを持って撮影できている。
でも、コレも「1」に同様で、仕事以外で海外で自分の足で撮った写真などは、載せる時に撮影者を明確にしてほしい。「PHOTOGRAPHY BY H・SODA」と、たったそれだけの事でも入れてほしい。
自分の足で撮りに行った写真は、みな自分の分身のようなもの。
誰かに「たかが一枚の小さな写真で…」と思われようが、他人が誰も撮らないような場所で結構色々な大変な思いをして撮っている。
過去10年に2回だけ、このことで腹を立てた事があった。これは撮る側と使う側の意識の違いなのだろう。
使う側からすれば、他人の作品なんか、ただの紙切れ、どうでも良いのだ。「金、払うからそれで良いでしょ?」と言われた事もあり、大変悲しい思いもした。
格闘技の選手も、せっかくチャンピオンになったその表彰式で、自分の名前を間違えて呼ばれ、気分の良い選手は誰もいないだろう。
撮ってる人間も、人前にモノを出す時は、そういう気持ちなのだと思う。
クレジットも入れない使用であれば、その理由を事前に言ってほしいし、だったら始めから「その写真は絶対に使わないでくれ」と断る事もできる。


ここまで書いたけど、これは撮影のことだけではなく、私生活も含めた“S田がされたくない事”で、一番初めに思いついたこと。
こんな事を書くと、これを読んだ編集者さんやライターさん達に、相当距離をおかれそうそうだけど、でも仕方無い。
何で、あえて書いたかは、自分の周りの人に一度、宣言しておきたかったから。そして今後この事で嫌な思いはしたくない。
嫌な思い?というか仕事仲間に、こういう事をされると、これが結構辛い事であったりもするのだ。

※02年 BTSサイアム駅下 路上のフリマに紛れ、日銭を稼ぐ盲目の人 首からマイクを提げ唄を歌っていた

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August 19, 2005

久々のキック観戦

慌しい日本の日々でした。
一ヶ月間も日本にいたのは、色々と計画していた事があってなのですが、その計画を半分も達成できたか「???」です。
そんな忙しい日々の中、格通の撮影等で多数の試合を観戦しました。
久々の日本での試合は、僕にとって衝撃的で…
「なにが?」というと、どの興行も第一試合から激しい打撃戦が多かった事です。
以前、僕が日本にいた頃(2年前)は、キックの試合は毎回のように観戦してましたが、打ち合いというよりは、どこか“お互いの探りあい”という感じで、殴りあう気配すらない試合も多く、退屈に感じる試合も多かった様に思いました。
しかし久々(2年ぶり)に観戦した日本の選手達は、デビュー戦もメインクラスの選手達も皆、何かを発散させたいかの様に、相手を倒しに突進、
この以前との違いは、僕の様な写真を撮る人間にとって、とても嬉しい事です。
そんな激しい試合が続出の日は「ようし、鮮明に撮ってやるぞ!!」という気持ちが増します。
要するに、仕事にヤリガイが出てくるということです。
で、選手の技術的なこともですが、これにもビックリです。
ある試合を例に上げると、7月24日のメインイベント
山本元気(全日本フェザー級王者)VSゲーオ・フェアテックス(タイ国プロムエタイフェザー級王者)
の一戦。
他のネット記事などでは「山本完敗」的な書き方もしてあったけど、日本の王者が本場タイの王者にあれだけの接戦で向かっていけたことは、本人も自信を持っていい事だと思う。
ムエタイの王者と互角に打ち合うという事は、技のスピードや正確さの他にも、
体全体のバランスや、回転の速さ…、あまり色々な事は書けないけど、とにかく山本の今後に期待せずにはいられない、そんな見ごたえのある一戦でした。

はぁ、一気に書いたら疲れてしまった…
まだまだ日本滞在中に感じた事を、明日からもウダウダ書き始めます。
毎日、日本時間の夜中に書き込んでますんで、皆様よろしくです。

※現役ムエタイ王者ゲーオに、山本元気の右が命中(4R)。山本元気は、次はどんな強豪と闘ってくれるのか!!

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